平成17年6月17日
日本社会情報学会 会長 太田敏澄
企画委員会 委員長 福田 豊
日本社会情報学会 第100回定例研究会開催
日本社会情報学会企画委員会・定例研究会は、広義の医療関係の最新テーマを中心に、生活者や地域、行政、民間団体、医療関係者等の立場の方をお招きし、これまでの活動、研究、事例等を中心に紹介していただき、社会情報学会の新たな展望を切り開くために開催します。今回はその趣旨を活かすよう一般にも公開し、学術の振興と学会活動の活性化のために貢献します。詳細は下記のとおりです。
参加は事前申込が必要です。返信のない場合は、定員内とご了承ください。
記
日 時 7月23日(土) 12:30-16:30
会 場 株式会社富士通総研5階大会議室
http://www.fri.fujitsu.com/jp/modules/compprofile/list_02.php?list_id=906
〒105-0022東京都港区海岸1丁目16番1号ニューピア竹芝サウスタワー
●東京臨海新交通(ゆりかもめ)「竹芝」駅下車、徒歩0分
●JR山手線「浜松町」駅下車、徒歩10分
定 員 60名(要事前申込・当日参加不可) 参加費 無料
会員優先申込締切日 6月30日(木) 一般申込締切日 7月15日(金)
主 催 日本社会情報学会
世話人 日本社会情報学会企画委員会委員長 福田 豊(電気通信大学)
企画委員 国島 義明(株式会社富士通総研)上原 施門(山形県立米沢女子短期大学)
テーマ 「生活者の視点と医療情報」
プログラム
総合司会 国島 義明(富士通総研)
12:30 開会・会長挨拶 電気通信大学教授 太田 敏澄
12:40 研究発表1 「病院機能評価制度について」(仮題)
河北総合病院理事長 河北 博文
13:10 研究発表2 「「健康づくりふるさと構想」の推進について」
千葉県総合企画部 戦略プロジェクト推進室 副参事 中澤 正道
13:40 研究発表3 「特定“非営利活動東京地域チーム医療推進協議会について」
国際医療福祉大学教授 阿曽沼元博
14:10 研究発表4 「HOTprojectについて」
東京都医師会理事 (医療情報担当) 大橋 克洋
14:40 研究発表5 「医療コーディネーター」
日本医療コーディネーター協会会長 嵯峨崎 泰子
15:10 休憩
15:20から16:20 パネルディスカッション
コーディネーター 阿曽沼元博 (国際医療福祉大学)
パネリスト 研究発表者各位
主旨:患者・家族や一般市民が、医療・保健・福祉の分野において、インターネット等の情報通信技術を活用して、情報やサービスを利用するに際して、質の高い情報やサービスを安全、有効に利用できる環境づくりを推進していくために、それぞれの立場から現状の課題や解決へのご意見等を述べていただきながら、解決の方向性を探る。
16:20 閉会 企画委員会委員長 電気通信大学教授 福田 豊
申込・問合せ: e-mailまたはファックスで氏名、所属、連絡先等を明記のうえお申込ください。
日本社会情報学会事務局 TEL/FAX: 0422-40-2062 e-mail: jasi@jade.dti.ne.jp
■ 研究発表要旨 ■
研究発表1 「病院機能評価制度について」(仮題)
河北総合病院理事長 河北博文
患者さんのニーズを踏まえつつ医療機関が質の高い医療を効率的に提供していくためには、第三者の立場から医療機関を公正に評価する仕組みを構築する必要性が生じる。財団法人日本医療機能評価機構組織は、厚生労働省、日本医師会等の医療関係団体、健康保険組合連合会等の保険者団体が中心となって出資して設立された財団法人で、医療機関の機能を学術的な観点から中立的な立場で評価し、その改善を支援することを目的に設立された。行っている事業は病院機能評価を実施するとともに、評価に関する相談や助言を行う病院機能改善支援事業、医療機関を訪問して審査を行う評価調査者(サーベイヤー)の養成事業、より適切な評価を行うための研究や開発事業、定期広報誌の刊行や病院機能改善支援セミナー等の普及や啓発事業である。
研究発表2 「「健康づくりふるさと構想」の推進について」
千葉県総合企画部 戦略プロジェクト推進室 副参事 中澤 正道
少子高齢化が進展する中で、健康への関心は高まりながら、生活習慣病や要介護の人などが増加している。このような状況に対応するため、千葉県が策定し、市町村や民間事業者と共同で事業推進を図っている「健康づくりふるさと構想(新たな健康づくりや観光振興のアクションプラン)」の特徴、推進状況等について説明する
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/b_project/kenpro/index.html
研究発表3 「特定非営利活動東京地域チーム医療推進協議会について」
国際医療福祉大学教授 阿曽沼元博
本法人は、一般市民や患者さんを中心として「地域チーム医療」に関する調査研究事業、情報収集及び情報提供事業、自治体・法人など団体等への助言および支援事業、教育事業、普及啓発事業、情報交換及びネットワーク構築事業を行い、一般市民や患者さんを中心にして医療機関ならびに関連機関が経営主体を超えて「地域チーム医療」を実践することを目指し、以って、一般市民の保健・医療・福祉の増進、医療分野を対象とした情報化社会の発展と科学技術の振興を図り、公益の増進に寄与することを目的とする。
http://www.teamnet.or.jp/realtop.asp
研究発表4 「HOTprojectについて」
東京都医師会 理事 (医療情報担当)大橋 克洋
電子カルテも実用期に入りつつある。これからは電子カルテを単独で使う時代ではなく、それらがネットワークにつながって相互にデータ交換をしたり、患者さんが自宅からコンタクトできたり、電子カルテの周辺ツールを共用するようになるべきである。また、電子カルテだけでなく、医療に関する色々なサービスが相互に利用できる「医療のインターネット」を形成すべきと考える。このようなコンセプトにより東京都医師会で推進しつつあるHOTproject(Health of Tokyo)について解説する。その最終目標は「受診者が自分の医療内容をよく理解し、主治医と良好なコミュニケーションを図る」ことにある。
http://www.ocean.shinagawa.tokyo.jp/hot/index.html
研究発表5 「医療コーディネーター」
日本医療コーディネーター協会会長 嵯峨崎 泰子
医療コーディネーターとは、医療サービスを提供する側(医療者)と医療サービスを受ける側(患者さん、ご家族を含めたすべての医療消費者)の間に立って、治療法、医療サービス、医療システム、医療倫理など様々な面で「立場の違い」から出来る隙間を埋める新しい形態の21世紀型医療ソリューションビジネスである。
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